テスラの共同創設者であるJeffrey Brian Straubelこと、JBストラウベルが、昨年テスラを退職しバッテリーリサイクルベンチャー「レッドウッドマテリアル社」を創業、Amazon社も出資していることは記憶に新しいですが、JBストラウベルが現在のバッテリーリサイクル革命について詳しく説明してくれました。記事の本文はこちら。
バッテリーリサイクル革命
リチウムイオン電池のリサイクルは技術的にも財政的にも実行可能です。
それはごくごく少量を除いて、それは何度も何度もリサイクルが可能です。
今までゴミとして捨てられていた電動ドリルの電池や電動歯ブラシの電池からも。
彼はスタンフォード大学時代にソーラーカーレースに携わりその手腕を発揮したわけですが、彼のルーツがドイツ系民である祖父母がボートエンジン製造会社を設立したことにあり、十代で自ら電動ゴルフカートをレストアした歴史まで遡ります。モノ作りが好きな人なのだなということと温かい人柄が凄く感じられます。このままバッテリーを廃棄し続けていいのかという問題に真っ向から立ち向かっているのですね。テスラ創業時に彼の恐れを知らぬバッテリーへの試行錯誤が今のテスラの元になっているのです。
JBストラウベルは、奥様であるボリアナさんと共にStraubelFoundationというグローバルな持続可能性、教育、科学を焦点とした財団を立ち上げておられます。
Amazonからの出資も受け、今後の活躍が期待されます。
出典:
2021/10/26 新たに以下の記事の通り100万台以上の正極材工場を建設する計画があることを発表。
バッテリーリサイクルで中国依存からの脱却を図る狙い。日本の都市鉱山からもリサイクル事業を活発に行う必要があります。
Tesla社の共同創業者であり、15年間にわたり最高技術責任者を務めたJB・ストラウベル氏が設立したRedwood Materials(レッドウッド・マテリアルズ)社は、バッテリーのリサイクルを行う企業です。ストラウベル氏は今週の記事で、Redwood Materials社はバッテリーのリサイクルに加えて、アメリカ国内にバッテリーの正極材工場を建設し、陽極用の銅箔も製造する計画であることを明らかにしました。100ギガワット時の正極材工場では、100万台以上の電気自動車の生産に対応できるはずです。ちなみに、テスラは昨年、およそ50万台の電気自動車を製造しました。
これまでのところ、中国は、原材料の加工も含め、世界のバッテリー・サプライチェーンを支配してきました。
アメリカ国内でバッテリーを生産することで、現在の電気自動車製造が直面しているサプライチェーンの問題を解決し、アジアへの原料輸送の物流負担をなくすことができると考えています。15年近くにわたってマスク氏のそばにいたストラウベル氏は、指数関数的な成長機会のコンセプトを明確に理解しており、バッテリーのリサイクルに多くの資本を呼び込む可能性が高いと考えられます。ストラウベル氏は、「誰かがやらなければならないことです。実際のところ、同じようにアグレッシブでクレイジーなことをやっている会社が、少なくとも4社、同じ時間軸で必要なのです」とも述べています。
出典 ARK INVEST