お決まりのモデルSドアハンドル故障を自力で治す!


モデルSを象徴するポップアップドアハンドル。キーフォブを持って近づくと美しいメッキのドアハンドルが自動でせり出し足元をLEDで光らせる。これには憧れました。
今でも本当にカッコ良く高い機能性も併せ持った超お気に入りのドアハンドルなのです。
比べるとモデル3のドアハンドルのなんと操作しにくいことかw。モデル3を買った時に家族全員一致での印象は「ドアが開けにくい!全然慣れない!」でした。うちの3はブルーと暗めのボディカラーですのでブラックのドアノブは見づらくしかも操作しにくいので正直今でも慣れません。


モデルSドアハンドルのデメリット

ベタ褒めしましたが最大の欠点があります。
それはよく壊れるということ。新車から4年間のテスラ保証期間内でしたら問題ありませんが、保証終了後は実費となり修理費用が高額で昔は1箇所6〜7万円でしたがGen1、Gen2、Gen2.5、Gen3と改良が進むも壊れるものは壊れます。今ではテスラで部品代・修理費込み5万円ほどかかると思います。4箇所全部いつかは壊れるのでこのドアハンドルに20万円かかる可能性もあります。しかも再度壊れる可能性もあるようですがそれは当方では未確認です。

しかし修理費が高額なのでこれではいくらカッコ良くても致命的。これを欠陥品と言うか、アート作品と思うかは人それぞれ。まあ一般的に言うと欠陥品です。
私は個人的にはモデルSに惚れた身なのでこれぐらいはまぁまあ許せますが、惚れたのなら自分で修理してみようと言うのが今回の挑戦です。

ドアハンドル修理歴
今までの私のモデルSのドアハンドル修理歴は、2016年1月納車されて3ヶ月で右リアが壊れ修理(保証修理で無償。Gen2)、それから5年後の2021年4月にサンルーフ修理中に助手席側が壊れ修理(Gen3部品代のみ39,000円負担)以来3年ぶりの故障となります。
未修理なのは左リアのみとなりました。こちらも部品はありますので故障時は自己修理予定です。


そして今回は一番使用頻度の高い運転席です。9年11万キロもよく持った方だと思います。

今回の壊れた状態

Xに投稿した動画と画像です。動画の通りジージーという動作音が止まりません。ドアノブを引っ張っている白いテープですが、これは応急処置でドアノブを引っ張れるように貼り付けたものです。クレジットカードなどでドアノブを引っ張り出してからクリアテープを巻き付けるのが目立たず良いですね。

セルフ修理に挑む!

部品はいろいろなところから入手が可能と思います。私はかなり前に米国より入手しました。1セット25ドルほどでしたので現在のレートで3,700円ほどでしょうか。以下が現物になります。
必要な方は私が運営する通販サイトに後日掲載します。9/2掲載しました

修理前にYoutubeでイメージトレーニングすることをお勧めします。4〜5本ほど見て予習しました。

https://www.youtube.com/results?search_query=Tesla+Model+S+Door+Handle+Paddle+Gear

テスラ公式のクラブTOCJにも情報が掲載されていますのでご覧ください。
https://tocj.jp/alacarte2/1747/

テスラ公式の整備マニュアルは以下ですが少しわかりにくいかも。
https://service.tesla.com/docs/ModelS/ServiceManual/en-us/
外し方
https://service.tesla.com/docs/ModelS/ServiceManual/en-us/GUID-D381B119-35F2-4DF3-A6F3-648BC1EC913E.html

注意点として、ドアやそのコンポーネントの修理や点検を行うときは、フロント ドア シェルから取り外したプラグやテープを必ず交換してください。(と公式マニュアルに記載があります)ドアに穴が増えると空気の逃げ道が増え、フロント ドアの圧力センサーの側面衝突検出能力が低下し、エアバッグの展開に悪影響を与える可能性があります。のでこれは要注意点となります。

必要な工具は内装剥がし、トルクスビット3種、10mmボックスレンチ+エクステンション、10mmスパナ、マスキングテープ、。画像クリックで修理内容は書きましたが、Youtubeの方が詳しいのでそちらをお勧めします。
第一段階の内装剥がすのとウィンドウのメッキモールを外すのは拍子抜けするほど簡単ですので安心してください。テープでドアとくっついている内装を邪魔にならないように固定するのが第一関門でしょうか。

結果、綺麗に治りました。コツを掴みましたので、またやりたくなりました。
やはりこのドアハンドルは最高です。

2015年10月に納車されてから9年11万キロ。もうすぐ10年目に入ります。これからもまだまだ走り続けたい車です。致命的な故障が起こりませんようにと祈るばかりですが、心配ばかりしてもしょうがないのでこれからもこのモデルSの走りを存分に楽しみたいと思います。

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