災害大国日本。緊急時、非常時に電源車となるよう私のモデルSもテスラの保証が切れたら実行と考え以前から準備していました。今回テストが終了しましたので普段は取り外していますが、いざという時に活躍してくれると思います。自宅やEV急速充電器、EVコンセントなどで充電した電気をテスラに貯め、インフラが途絶え電気が必要な場所に一般家庭1週間分ほど相当量の電気(65〜70kWh)を届けることができるようになります。
(※テスラの4〜8年保証が残っている車両は無保証となる可能性がありますのでご注意ください)
テスラには高電圧バッテリー(約400V)から12V系統へ電力を供給するDC-DCコンバーターが搭載されており、定格で2,500Wの電力を供給することができます。一般的なガソリン車のオルタネーターは400〜500W程度のため、テスラはおよそ5倍の電力供給能力を持っています。
一般に購入可能な1,000-2,000Wほどの12VDC-ACインバーター1つあれば役に立つことでしょう。

ポーターブル電源
今の時代、テスラにとって重要な12Vバッテリーに負荷をかけることなく、安価で安全、長寿命のLFPバッテリーのポタ電を蓄電&バッファーとして使うのがスマートと思うので実践してみました。



EcoFlow DELTA 3 Plus(+拡張バッテリー)

定番のこちらは容量1kWhで重さ12.5kg。価格sale約67,000円(2025/12現在)。充電はDC充電500+500W、AC充電もアプリで100W-1,500Wまで100W単位で設定できる便利機能あり。アプリが優れていると感じました。
家庭用コンセント同様定格1,500W(サージ3,000W)まで使用可能ですしテスラに車載するなら軽量なこちらがベストでしょう。災害時の実用性を考え2kWh欲しい場合は専用拡張バッテリーを買い足せば良いでしょうしセットでsale 103,000円ほどで購入可(2025/12現在)。分割のメリットもありますが、本体12.5kg+拡張バッテリー9.6kg=合計22.1kgとなりますので重くなります。4kWh拡張バッテリー追加で最大5kWhまで拡張できるのもメリットでしょう。(市販の48V 5kWhバッテリーで合計6kWhに拡張可能なHackも)

Dabbsson 2000L

こちらは2kWhながら安価(sale87,000円 2025/12現在)で軽量(実測18.3kg)コンパクト。充電性能とソフトウェアが優れています。非常時に役立つバッテリー容量2kWh。定格2,200W(サージ4.400W)。DC充電800W、AC充電もアプリから50〜1500Wまで任意に設定できる超便利機能があります。横長でスリムな形状なので持った時の重量感は最軽量のジャクリと変わりません。高電圧充電&高負荷時の冷却ファンの音が耳障りな以外は完璧。2025/12/5現在。

Jackery 2000 New

2kWhで最軽量(実測17.9kg)、定格2,200W(サージ4.400W)。デメリットはDC充電速度が400Wと低くAC充電もAC充電が440Wと1,400Wの2種固定。一人で持ち運びできる重さ(17.9kg。1kWh版は10.8kg)で2kWhで最軽量のJackery 2000 New(sale107,910円 2025/12現在)。形状はほぼ立方体なので使いにくいと感じる場面もあり。デメリットはAC充電固定されてしまうこととDC充電が400Wのみということで入力の自由度が少ない。2025/12/5現在。


インバーター



私が使用するインバーターはいずれも中国製の安物ではありますが、安価で定評のある製品を壊れたら買い替えというスタンスです。電源によっては一旦交流にすることなくDC-DCコンバーターで充電するという手もあるでしょう。
以前ボート用に購入していたインバーターEDECOA製3,500kwですが、ボートやキャンピングカーのようにサブバッテリーを積む前提では良いのですが、テスラの小さな(40Ahほど)12Vバッテリー(4年目のOHMMUは絶好調です)に対して容量と実サイズがあまりに大きすぎ効率も悪いので、小さめの高効率(92-94%)インバーターJunpbou製1,280W(JP-LGE-1280-JJ、sale10,329円)で通常は合計440W(充電時間約4.5〜5時間)で、Dabbsson200Lですと800-1,000W(充電時間約2時間)。緊急時はRedodo 2000Wインバーター(sale19,800円)で1,400W(充電時間約1.5時間)でポータブル電源を充電することも可能。1,500Wインバーター1台が最適かもしれませんね。これだとテスラに対しても無理なく運用できるかと思います。
インバーターはリモコン付きを選択すれば車内でON/OFF、電圧/負荷等の確認が可能です。


なおOHMMU使用時は、1500W以上の出力はOHMMUのBMS(バッテリーマネージメントシステム)が制限(過熱/電流保護)します。100A〜120Aで遮断するという情報もありますので注意が必要です。
インバーター充電能力


Junpbou製1,280W(JP-LGE-1280-JJ)で440Wと1160Wで充電可能でした。ポタ電側がインテリジェンスに入力Wを制御してくれ1200W弱で充電できる時もあるのですが、数回試したところ入力電力制御が1400Wとなるとエラーが出て停止します。EcoFlow DELTA や、Dabbssonは100W単位で100〜1,500Wまで任意に充電電力をアプリで調整できるのでとても使いやすいです。
ここはやはり12Vバッテリーに負担をかけない程度での充電をお勧めします。通常は800〜1,000wほどまでで抑えた方が安全です。

Junpbou製1,280W(JP-LGE-1280-JJ)このモデルはコンパクトで静音しかも高効率92-94%です。ポタ電を400でも1,200W充電でも内臓ファンが同じ速度で回りますが、他の安価なインバーターにありがちな耳障りな音ではありません。
画像ではフランクの内装カーペットは外してありますが、平常時はアンダーソーンコネクターを外しカーペットを付ければ元通り。

インバーターの大きさ比較。1280Wと3,500W。ここ数年でインバーターも高効率化(変換効率85→92-94%)と信頼性も上がり小型化しました。最新機種をお勧めします。



ポーターブル電源EcoFlow DELTA 3 Plus、Jackery 2000 New、Dabbsson200LもモデルSのフランクにすっぽり収まります。EcoFlowの1kWhがやはりスマートですね。ジャクリは炊飯器みたいな立方体のデザイン。Dabbsson200Lは横幅が長くスリム。AC延長コードで延長しリアトランクに置く方法もありです。非常時には役立ってくれることでしょう。
何日分の電気が確保できる?
テスラモデルS70Dのバッテリー容量70kWh(実容量66.5kWhで現在10年11万キロで62.3kWh)なので、パワーウオール13.5kWh5台分ほどの容量があります。現状所有のポータブル電源2kWh x3と合わせ一般家庭6〜7日分の電気を賄えるかと思います。テスラの100kWhモデルなら9〜10日分ほどの電力となるかと思います。実に頼もしい電源車ですね。
トラブル!
実は一度フランクを閉めてポタ電を440Wで充電していた時に、テスラがスリープ状態に入ってしまい、車両のシステム全体がシャットダウンするという事態に遭遇しました。そうです、完全にテスラが文鎮化してしまいしました。。
なんとか自力で(🤥、、ビーライトのMさん、お電話でお世話になりました。。🙇)フランクを開け、ついにOHMMUが壊れたかと予備の12Vバッテリーに交換しようとバッテリーのマイナス端子を外したら再起動し復帰しましたが、インバーターで充電中は車両がスリープに入らないように工夫が必要かもしれません。3度のテストの結果、私の2015MS70Dで2025/11現在の現状では、400-500W程度ではフランクを開けていれば大丈夫そうです(テスラのアップデートで変わることもあるので注意⚠️)
通常はテスラの12Vバッテリーが12.3V以下になるとDC-DCコンバーター(400V→12V)が目覚め電力を供給しますが、突然の電圧降下で監視が追いつかなく?シャットダウンするケースがあるようです。
ですがその後も4年目のOHMMUの12Vバッテリーは好調。数日後のテスト中に12Vバッテリー交換アラートが出ましたが5分バッテリーマイナスターミナル外し解消済みです※以後トラブルがあれば必ずこのページに追記します。
バッテリーターミナルの取り付けと取り外しは電流が流れている状態ですと火花が飛びますので細心の注意を。
実験の結果、走行中など起動時は1,000-1,200Wで安全に充電可能と思いますが、停車時は500-600W以上の充電ではブレーキを踏んでテスラのDC-DCコンバーター(400V→12V)の電力を直接使ったほうが安全です。走行しないと3-5分ほどで切れてしまいますが。
車両シャットダウン時のフランクの開け方は年式によって異なりますのでYoutubeなどでお調べいただくか、詳しくはテスラにお尋ねください。
OHMMUやフォーラムなどで調べたところによると、インバーター使用時はセントリーモードやキャンプモード推奨とのこと。また、1500W以上の出力はOHMMUのBMSが制限(過熱/電流保護)します。100A〜120Aで遮断するという情報もありますので注意が必要です。純正バッテリーの場合はBMSがないので電圧降下のみ気をつければ良いかと思います。
米国公式ではTeslaは12V直結を非推奨だが、Magnuson-Moss法(米国連邦法で一般消費者向け製品の保証に関する規制)で保証影響なし(故障証明必要)とのこと。
最後に注意点⚠️
当方は電気工事に関して有資格者ではありますが、このような作業は感電のリスクもあり、最悪テスラが不動になるリスクもございます。これらは100%自己責任にての作業となりますので、是非ともテスラに慣れたプロショップにご依頼くださいますよいうお願いいたします。
本記事をご覧になり安易に改造等はお控えいただきますようお願いいたします。
以上、アドバイスやおすすめのシステム構成などお教えいただければ嬉しく思います。
システム構築にあたり以下のEVスマートさんのリンクがとても参考になるかと思います。
https://blog.evsmart.net/tesla/model-x/attaching-100v-outlet-to-tesla-model-x

私たち家族・知人だけでなく世界の人々の何かの役に立ってくれたら嬉しいです。
災害時には世界各地でその地域のスーパーチャージャーが無料開放となることがあります。過去に日本では2024年能登半島地震では新潟県・石川県・富山県・福井県の各スーパーチャージャーが一定期間無料となりました。
