モデルXで長距離

IMG_56682代車のモデルXで長距離を走りました。今回は京都、鳥取方面へ高速道路含め500kmほど走破。
最初にモデルXという車を私自身、かなり侮っていました。これは高速で長距離を移動するための最高のツールだったのです。試乗しただけではわからないこの車の魅力を再発見しました。

乗り心地が良い:一般道では少しハードな乗り心地も、高速では一転、ものすごくしなやかなフィーリングを見せます。22インチの大径ホイーと35偏平タイヤとは到底思えない乗り心地です。運転感覚は車高が高いせいもあるのか見通しがよくスピード感がありません。実際には結構なスピードが出ているのでこれには注意して走行しないといけません。

ハンドリング:実はこれが一番びっくりしました。モデルSと遜色ないと言ってもいいでしょう。同じハンドリング性能です。低重心というのはSUVをもこんなにも変えるのだなあと感じます。今までアルファード、エスティマ、ハイエース、セレナなど乗りましたが、モデルXのハンドリングは、SUVのハンドリングどころかポルシェのハンドリングです。地を這うようにコーナーを回っていきます。SUVとしては驚異のコーナーリング性能だと思います。
まず重量があるし正直ファルコンウィング含め結構重心上がっているのでどうかなあと思っていたのですが、予想を覆す性能でした。車高を最も低いVeryLowに設定すると更にハンドリングレスポンスが良くなります。アライメントの変化と更に重心が下がることによるものと思います。

静粛性:唯一、一般道の静粛性のみ少し不満でした。2列目と特に3列目で聞こえる音が結構気になりました。加減速時のモーター音とタイヤのパターンノイズがあります。しかし高速道路では不思議と風切り音にかき消されて気になる音量と音質ではなくなります。高速道路ではモデルsと比較しても気になるレベルではないと感じました。モデルSが明らかに他車と比較して静かすぎる訳で、Xの3列目はモーターとリアタイヤのすぐ上に座っているわけですし改善は難しいのかも知れません。この代車は2017年11月登録の廉価版75Dですので、これより後のモデルやPモデル等は何らかの改善があるのかも知れません。

オートパイロット:AP1とAP2の現時点での違いは非常に興味深かったのですが、高速道、一般道共に現在ほぼ同レベルと言っても良いと思います。AP2の方が遠くの車を認識はするのですが、ブレーキが早いわけではなく、カーブを曲がっていく精度も今はちょうど同じレベルと感じました。このXはどうも一般道の交差点で左に行こうと急にハンドルを切るので何度もドキッとさせられました。この車両は調整が必要かも。停止車両を避けてくれたことが何度かあったのですが前車追従したケースだったのでこれは特にAP1と変化無しと感じました。アメリカのように工事現場等のコーン認識は日本はAP2でもまだしないようでした。
また自動駐車時はAP1は障害物のみの認識。AP2は日産プロパイロット同様白線も認識して駐車していると思います。これだけでも凄い進化かも。 これは私のモデルSが帰って来次第確認します。共にファームウェアは2018.32.4。 今後はどんどん差がついていくのでしょう。AP2以降は主要なハードも交換可能なようですし素晴らしい設計です。今後が楽しみですね。

航続距離:このモデルX75Dは22インチ大径ホイールを履いていることもあり、充電満タンの航続可能距離はカタログ値は417km(NEDC)あるのですが、この車両は標準値324km、定格値404kmで、(私のS70Dはカタログ値442km(NEDC)、納車時368km/468km)、一般的に1充電で300km走行できれば一般的な使い方はもちろん、たいていの長距離も問題無いかと思いますが、やはり長距離をよく走るとなると、充電も速く 565km(NEDC)走行できる100Dが無敵ですね。
スーパーカーの加速をするP100Dは狂気の高速移動SUVでしょう(笑)これぞ全部入り超贅沢SUVです。

最後に、この巨大なEV、1週間を過ぎ返す頃になるととーっても愛おしくなってしまいました。ずんぐりしたルックスも、なんだか可愛げがあるのはないですか(笑)モデルSは隙のないモデルさんのようなシャープなスタイルなので余計にそう感じられるのかもしれませんね。
ファミリーカーとしても最高です。お客さんを乗せるのも話のネタがたくさん(笑)。モデルSとは逆で機能性には隙がありません。本当に色々と使える優秀なEVでさすがテスラと言わざるを得ません。
ちょっと、これはモデルX 100Dなど余裕があれば欲しいところです。

おすすめ

0件のコメント

  1. […] モデルXで長距離。 […]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です